美しき思い出

 

一年半くらい前の自分が嫌いで仕方ない。

 

自分が見えていなかったせいか、心のどこかで自分には音楽の才能があると思っていた。

身の程をわきまえずに、あのライブハウスでライブをしたいとかあのバンドと対バンしたいとかバンドを組みたいとか寝言をほざいていた。

 

それに、ライブハウスでライブをしたり、未確認フェスに応募したり、ネットに動画を出したりと恥をさらしまくっていた。

 

恐らく音楽をやっているという自分に酔っていただけだけで、努力なんてものは一切放棄していた。

 

さらには、他の人間よりも技術は劣っているがいい曲を作ってると本気で思っていたし、その価値観を回りに押し付け気味でそうとう困らせていたかもしれない。

 

あと、せっかくアドバイスをくれても我を貫いてほぼ無視してきた。

 

今まで、それに巻き込んで嫌な思いをさせた人間には申し訳なかった。


今はちゃんと自分は技術的にそうとう下手くそだし、書く歌詞も陳腐だということは自覚している。
(ギターソロも全く弾けないし、国語の成績もいいほうではなかった。)

 

だから毎度、毎度こんな酷い音楽を聞かせて申し訳ないと思ってる。
ごめん。

 

別にもうすごく上手くなってやろうという情熱さえも薄れてきている。

少しだけやってた音楽理論の勉強も辞めたし、多分もうやらないと思う。
(最近、僕はデュエルリンクスばかりやってるから本当にやる気がないんでしょうね。)


でも、音楽を辞める勇気もない。わがままで本当に申し訳ない。もう少しだけ、恥をさらすことを赦してください。


これからは、できるだけこういった欲望や薄っぺらい優越感は排除して謙虚さを忘れずに自分自身と向き合っていきたい。

 

それにもうそんなくだらないことに興味がなくなった。

 

どこで音楽をやるとかどうでもいいし、いい曲だろうが悪い曲だろうがもうそんなのはどうでもいい。